外壁塗装工事・業者見積もりでの注意点【滋賀県大津市にある外壁塗装店・悠陽工房】
2022/04/10
昨日ブログにて、見積もり依頼を頂いて、現場調査にお伺いしました。という話題で少し記事を書かせて頂いたので、今日はそれに関連して見積もりでの注意点をお話しさせて頂ければと思います。内容は必ずお役立て頂けると思いますので最後まで見て下さい。
結論から言いますと、注意して頂きたいのは、塗装面積を坪計算されている業者さんです。
具体的に言うと図面をパッと見て、延べ床面積が何㎡と書いてあるので、それを坪に直して、「この家は延べ床面積が30坪なので○○円ですよ」と、「坪いくらの計算」をするような業者さんです。
あとチラシやネット上でわかる外壁塗装の費用として例えば[シリコン塗料 30坪 ◯◯万円〜]というような表記は正直あてになりません。(参考に画像掲載してます。業者名がわかる部分は黒で塗り潰してます。)
理由は延べ床面積から塗装面積を拾い出すことは無理です。
なぜなら家もさまざまで「軒裏が大きな家」や「軒裏が全くない家」「塗装が必要ない箇所(タイルなど)がある家」とほんとにさまざまです。結局細かく測れてないことになり、それだけで何十㎡と変わってきてしまいます。
ですので、塗面積をしっかりと測って塗料の数量をしっかり出さないとしっかりとした施工は出来ないと思います。
なぜそこまで塗装面積をしっかり出さなければいけないかというと、塗る塗料によって「塗布量」があるからです。(参考に画像掲載してます。水谷ペイント ナノコンポジットWの場合)
仮に「一平米につき1kgの塗料を塗らないと性能を発揮出来ません」という塗料があれば、100㎡の家であれば100kgの塗料が必要という事になります。
1缶15kgの場合6.6缶必要という事になります。もちろん中途半端な数量は発注できないので、「7缶必要」という事になります。
ここでようやく、「適正価格」が出てきます。
いい加減な塗装業者は、塗布量とか関係無く、パッと見で坪計算して見積もりを出してしまうと思うんです。
間違いなく良い工事に繋がりません。
下請けが泣く場合、あってはならない事ですが「水増し」をしたり、その上水増しをしたら缶数が少なく済むという場合だけではありません。
水を入れすぎて、シャバシャバになり過ぎて塗りにくいという場合もあるんです。
その場合、3回塗りの所、2回にするという手抜き工事になったりします。塗ったばかりの時は2回でもピカピカなので見た目はわかりません。
現場で業者さんが塗っている所をずっと張り付いて見ているわけにもいきませんし、結局は2,3年後に差が出てきてしまいます。
ですので、見積書で一番気をつけなければならないポイントは「塗装面積の確認」です。
今日の内容は外壁塗装にご興味がある方にできるだけ多く見て頂きたい内容ですので、定期的にブログで掲載すると思います。
【滋賀県大津市にある外壁塗装店・悠陽工房】